住んでいる京都市内には、マツモトという食料品中心のスーパーがあります。隣の亀岡市が発祥のスーパーのようです。
こちらのお惣菜売り場にあるおはぎが、一個100円~120円ぐらいでお手頃な値段なのですが、なかなかおいしい。小豆の雑味はあまり感じないのですが、甘さ控えめでも物足りなくないお味です。舌に触らない程度に米粒が潰してある餅も多すぎず少なすぎず、良くできた和菓子なのかもしれません。大きさはしっかり目。
大きいですが、さすがお惣菜コーナーのおはぎで、甘さ控えめな分、カロリーもお茶碗のご飯一杯分、ダイエット意識のある方は、一食ご飯控えられるとちょうどでしょうか。糖質やカロリーは工場生産の和菓子の3分の2位、お砂糖使用量が少ないのでしょう。
京都は、有名な和菓子店が沢山あり、綺麗できめ細やか、上品で間違いなく美味しく、いずれも楽しんでます。
このマツモトのおはぎと鳴海餅というところの二重餡の紅白饅頭でしたか、賭けたことがありまして、息子の中学受験の結果でした。
和菓子も好きな息子なので、合格したら、おやつに紅白饅頭、あかんかったらマツモトのおはぎやで、と。
中学受験ですので、落ちて深刻になることはありません。きっかけは、子育ての相談の中で、私学入学も勧められたことでした。塾にも行かせることなく、遅ればせながら、自宅勉強を始め、世間的にはいい加減に臨んだ受験ではあったのです。
でも受けさすとなったら、際になると受かって欲しいと思ってしまうもの。ダンナも勉強を見るのに力も入ってきてしまったり。
深刻になり過ぎないようにという遊び心と、受かったらやはりご褒美も上げたいという気持ちのでの賭けでした。
結果は、「甘くはない、マツモトのおはぎやで。」息子に告げて、 web上での結果の見方を教えました。
中学以降は、なりたいものが見つかるまでは、とにかく勉強を頑張っておくように息子には言い聞かせ、塾も受験の結果から程なく決めて、通っています。
暫くは、甘さ控えめのマツモトのおはぎを複雑な思いで頂くこともありましたが、息子がそれなりに頑張っているからなのか、もう辛いこともなく、お彼岸やら気の向いた時に、美味しく味わえます。