mk-walker’s diary

子供の頃から、上手ではないですが、お手紙や文章を気儘に書くことが好きで、お手紙をよく送った昔からの親友の薦めも後押しして、ブログを始めてみました。今の生活の中心は、子育て、糖質制限のある家族の食事、大学生協のパートにほぼ毎日出ながら、いかにこざっぱりと暮らし、家事を回して行くか、なのかと思っています。他に心の中にあることは、早くに父と妹を亡くしまして、実家の家族のこと、日常の食生活からかけ離れたスイーツバイキングも夢中でしたが…。とにかく徒然草の如く心にうつりゆくよしなしごとを気楽に書いています。

書き初めサポート~我が家書道事情

息子が書き初めの宿題を冬休みに持って帰るようになってから、一月二日は書き初めの日と決めています。宿題ですから、絶対にやらねばならないものなので、揺るぎなく予定しておきます。

息子は文字を書くのが得意ではありません。
不器用で、そもそも造形全般苦手な上、左利きで、文字は右肩上がりに書くものですから、そもそも書きにくいです。国語で字を書く評価項目がありますが、ほぼいつも、どの先生に当たっても、よろしくない評価が付きました。

ダンナは、子供時代に書道を一年ぐらい習っていて、絵が上手ですので、書道もそこそこできます。息子の様子がもどかしいらしく、やらせたい習い事として、ずっと書道を上げていました。

やっと五年生の時に、マンションの集会所で教室があることに気付き、通う時間や道中、天気なども気にせずに習えそうなので、習わせることにしました。

息子は、発達障害の診断が出ており、習い事全般、暫く一人で行かせるのは難しいと思いました。こちらの書道教室も座る席が決まってない等、戸惑う可能性もありました。
私自身、書道を学校以外で習ったことがなく、母から、あんたは変わった字を書くと言われるし、ダンナからは毛筆は自分の方が上だと自信満々で言われるし、へたくそには違いないので、特に宛名書きや表書きなどの小筆をメインに習ってみたくて、息子と一緒に通い出しました。

息子は、週一の書道でも、ゲームをする時間が削られるのが惜しく、三週間でリタイヤ。私は二年、習わせてもらいました。

冬休みの宿題はやらねばならぬとわかりながら、書道はさして好きでない息子の書き初めサポートは、大変です。モチベーションを下げないように、あまあまですが、道具のセッティングもお片付けも、私がします。

長い半紙なので、息子の道具と私の道具の下敷きのフエルトを繋ぎます。
私の筆の方が、書きやすいので、貸します。書き終わったら、洗ってお手入れもします。

道教室に、二年通わせてもらったお陰で、初心者が少しでも要領よく上手に書く方法も、教えて頂きました。
どの配置で文字を書くか、半紙に折り線をつけて練習したり、提出するものは、折り線をつけた半紙の上に提出用の半紙を重ねて書かせました。

今年はさらに工夫、大サービスで、下に敷いた半紙にマジックでくっきり線を引いておき、名前も書いておきました。(写真は書き終わった作品の下に敷いていた半紙です。息子が書いた物の墨が染みています。)
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出来上がった作品は、ラップ芯に巻いて、包装紙を上からかけてさらに巻き、これで持って行き、と息子に預けます。(写真の右脇にある筒です。今年は中村軒さんという和菓子屋さんの包装紙で包みました。)

書道にちょこっと自信あり、指導好きのダンナが、セッティングすると真っ先にどや顔で書き、やって、やって、でやっと息子が書いていると、色々、ご指導もしてくれて、何とか学校から預かった半紙の枚数だけ書かせます。

書道に興味のない息子で、いつも早く終わりたい、ゲームしたい、嫌々が滲み出るのですが、今年は、始める前に、手入れが出来てないと、学校の道具の筆を洗ってました。結局は私のを使わせたのですが。年々、書き上がったものを見比べるのは、楽しくなり、自己評価もして選定して、書くことに対する意思も見えるようになってはきました。
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私もダンナ同様、道具を広げていると、少し書きたい気が起こり、夫婦共、二枚三枚は書きます。
習っていた頃もそうでしたが、書き出すと、こう書けばもっとうまく見える等思い、書きたくもなるのですが、疲れると上手く書けません。
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(私が右二枚、ダンナが左二枚。)
そんなこんなで、書き初めが例年行われます。
息子が学校に行っている間だけになるでしょうか。お題を決めるのも、宿題がないと出来ませんしね。

書道、せっかく習わせて貰ったので、書き初めがなくなったら、年賀状の宛名書きを考えるようになりました。今年の年賀状は、数も減ってきてますし、前年に頂いた年賀状を眺めながら、打ち出さずペン書きでやってみて、案外楽しかったです。宛名書きを手書きに慣らして、いつか筆も素敵ですよね。

二年教えてくださった先生には、息子の無礼も含めて、感謝しております。全く身に付かないかと思っておりましたが、お陰様で、少しは息子の書道の手助けすることはできるようになりました。

小筆でかなを一通り終え、百人一首を習いかけていたのですが、事情で書道教室は、教室ではなく、マンションのサークル活動という形に変わり、先生は去り、習えなくなりました。サークル活動でも、上手な方は沢山いらっしゃって、教えて頂けるのですが、皆様小筆は無理とのことでした。
大きな筆でも基本は同じですし、書く機会が大事なのですが、息子の中学生活が始まってからの塾通いのサポートやらのバタバタも併せて、習うのは終わりにしてしまいました。

書く機会のためにも、宛名書き、技術的に無理と思っていましたが、いずれは、いずれは…です。