額の絵を9月に変えて今は10月、飽き性で月に一、二回ぐらいは入れ換えるのですが、今回はやや長いです。
絵は、カレンダーの切り取りで、源氏物語、野分(台風)の後の花の嵐の場面らしく、描かれている桔梗やら菊も秋らしく、台風なら9月に良いと感じて入れてみました。秋の空らしい水色と花や衣の色の取り合わせが、凄く好みではなく、飾らない色合いだったので、それが逆に新鮮で飽きなかったのか。
今年は10月に台風で家にこもっており、このタイミングで、違うものに入れ換えようかとコレクションの切りぬきを眺めていたのですが、11月に入れたい物は思い付いて、準備したものの、このタイミングで入れたいものが見つからず、今月はこれで良いかと。
絵の描く場面の解説を読みました。
描かれている女性は、光源氏の正妻、紫の上だそうです。なるほど、何となく描かれているお花や衣の柄は力が入っている気が。
野分の後の倒れた草花を哀れむ様子だそうです。この様子を見た、源氏の息子の夕霧が、非常に紫の上を美しいと感じ入ったとのこと。そして、この素晴らしい紫の上以外の女性も、分け隔てなく大切にする光源氏の人格の大きさに敬服したそうです。
ああ、源氏物語の独特の世界ですねぇ。。
桔梗は、終わりの気分なのですが、季節外れの台風明けになるので、台風のことも思いながら、やはり暫くはこのままにしておきましょうか。