2020年8月、
コロナ感染縮小することなく、隣の府県なのですが、実家へお盆の帰省をやめました。
律儀な母とは、お中元、お歳暮のやり取りはしていて、お中元は鰻を贈って貰います。今年もありがたく土用の丑の日に頂きました。
ところが、8月に入ってから、どかんと大きな包みが届き、はてな?
開けてみると、沢山のレトルトのカレーや牛丼、クノールのカップスープ、メッセージとお小遣いも。
8月は私の誕生日月で、帰省しないこともあって、お祝いも兼ねて贈ってくれたそうです。ステイホームで減収の私に、受験生で食べ盛りの孫のご飯の手間隙も気遣ってのことでしょう。
本当に母の思いは、ありがたい、です。
電話をして、お礼を言い、母からも、たまにはラクしなさいよ、と暖かい言葉を貰いました。
なのですが、お料理上手な母は、レトルトの物を食事に使うことは、三人子育ての節約も兼ねてでしょうが、殆んどありませんでした。コンソメや中華味、インスタントの袋麺は活用して、カレーはさすがに、市販のカレールーを使いましたが、シチューは手作りのホワイトソースでしたし、めんつゆは昔は不味かったですから、出汁もしっかり取っていました。その味に馴染んできた為か、クノールのスープ、 何となく苦手で。
加えて、私自身、この何年か、家族の血糖値改善のご飯作りをしていると、味付けが以前に増して薄味になり、カップ麺も以前はおいしいと思ってましたが、この頃はイメージしているほどおいしくなかったり。
レトルトのカレーは、味としては嫌でもなく食べられますが、栄養価的にはふりかけをソースにしたようなもの、塩分、糖分加えて、油もしっかりしてきます。ご飯にかけただけでは、血糖値改善のメニューにはなりません。
送られたレトルト食品、結局、具を足したり味を薄めたりして調理してしまい、そのまま使うことはほぼなく。
牛丼は三食パックが3つもあり、そのまま牛丼で食べると甘くて、ゴボウやネギをいれて卵でとじて、お惣菜にアレンジしたり。
カレーは二種類ありましたが、栄養価云々ともかく、おいしそうなパッケージで、混ぜてしまうと勿体ない気もして、ソースはソースで楽しんで貰いたいし、鶏肉焼いたり、サラダやら惣菜やら足して、二種をカレー屋さんのように小鉢にもってみて。
この食べ方は正解で、食べ比べして価値のあるレトルトカレーでした。松阪牛を銘打ったカレーと神戸のぶはらというレストラン監修のカレーですが、
前者は昔ながらのマイルドな食べやすい味、後者はスパイスの効いた、なかなか個性的な味のカレーで、対照的でした。
クノールのスープは具沢山のスープにしたり、ホームページを参考にして、温玉、チーズ、オリジナルではセロリ等足してリゾットをしたり、
フレンチトーストを焼いてみたり。クノールのオニオンスープは、母も具を足して使っているようです。
折角の贈り物に複雑な思いを持ちながら、でも、普段、自分が作るマンネリな料理と違う味のものが生まれるわけで、それは家族サービスにもなるし、創意工夫の頭の体操にもなりますか。
贈り物は嬉しいけれど、やはり手作りの母のご飯は美味しいです。また帰省する機会を楽しみにしています。