高2の息子が、家庭科の授業で編み物があると言い、休みが入る前に、近所に手芸専門店があり、編み針と毛糸を買って帰りました。
8〜10号針の棒針と指定があり、自分で買って帰ってきたところを見ると、成長したなあと感心したのも束の間。
家庭科の宿題は、大掃除手伝いのレポートもありましたが、もごもごと編み物も宿題だと言い出しました。
結局、はっきりした内容は、私が高校の掲示板でも見なければわかりません。聞き進めると、冬休み明け、家庭科の授業を受ける前に、学校に掲示されていたホームページやらYou Tubeやらの情報を携帯で取って帰って、練習しなければならないらしかったです。しかも、編み物は教科書には掲載されておらず、その情報を取ってくるのを忘れたとか、お話にならない、情けない状況でした。
不器用な私の不器用な息子です。一から授業中作るなんて、絶対に無理で、出来なければ、家庭科の授業はぼけっと座っているしか仕様がない姿が浮かびました。
とにかく、一番簡単な棒針編みを教えることにしました。情報通りではないかもしれませんが、難しいことは出来るわけがありません。
息子が買ってきた道具を見ると、9号針で玉付きでは無かったです。輪編みにするのでもないし、初心者は目が抜けにくいので玉付きのほうがいいに決まっており、私も少し編んでみると、太い針の方が編みやすい。針も10号針の玉付きを買い直し、着手しました。
教えた初めは、親子共々、スムーズにいかないので泣きそうでしたが…何とかなりそうです。
泣きそうになる、私も編み物は決して得意ではなく、その記憶が蘇るのです。うまく行かない息子の気持ちも重なります。
私も高2の時、棒針で、授業でスキー合宿を意識した帽子がお題だった記憶があります。編み物をしたのはそれが最後でした。33年前になりますか。
小学校の高学年の時に、編み物が女子の間で流行り、編み方はその頃覚えましたが、編み物は、均一に編む器用さが良い作品を作るためには必要で、私は周りの女の子の作ったものに比べると明らかに下手くそでした。
高2になっても状況は変わらず…白い帽子はデカ過ぎて使い物にならない、クラスメイトもふふっと小さく吹き出す仕上がりでした。そんなこんなで、それ以来編んでませんでした。
主婦になり、やたら料理はするので、少しは器用になったのと、比較対象がないからか、思ったよりうまくできるような気もして、久々の編み物は案外止まらないです。
夏休み前、頭陀袋の作製も、補習を受けていた息子でした。休み明け、息子が少しでもやりがい持って編み物に挑めることを祈ります。
ケーニヒスクローネのお気に入りな紙袋に一式道具をしまい、テンション上げて冬休みは一緒に練習します。
追記:2023年3月24日、学年が終わり、持ち帰ったもの、全然出来てないやん!
今回は完成させなくてよかったらしく、補修はなし、成績は5段階の3、貰えて有り難し。